MIRANDA CAMERA 「MIRANDA DX-3」
03 28, 2020Posted inミランダ

今回、ご紹介します「MIRANDA DX-3」は、それまでのミランダカメラ群から、
外観デザインや構造等、フルモデルチェンジした感のカメラです。
それまでのデザインも好みなのですが、一線を画した、この「DX-3」も好きです^^
この頃になると「ミランダカメラ」の経営状況は悪く、、
倒産する直前、国内発表では最後のミランダカメラだそうです。
(実質的にはEE-IIが最終機です)
そんな「MIRANDA DX-3」をご紹介しましょう^^
今までとは、全く違うミランダカメラ。。。
起死回生!の意欲が、このカメラから感じられますね。。。
まず驚くのが「電気仕掛け満載」なんですねーw
シャッター速度制御、セルフタイマー、ファインダー内表示。
ボタン電池4つを入れないと、変化しないですし、動きません^^;
シャッター速度は、電池を入れないと速度変化なしw
セルフタイマーは、あの「ぎーっ!」とチャージするのではなく、
普通なら押すとセルフタイマーが起動する小さなボタンを押しながら、気持ち下に下げるだけ。
すると、、、
正面に付いた赤ランプがピコピコピコと点滅しだします。
シャッターが切れた後に、レバーがすっと上に戻ります。
今までどおり、「ぎーっ!」と下げようとした為か、
セルフタイマーレバーが折れている固体が多い感じがします^^;
あ!あと、ファインダーの取り外しが出来ません。
梅の季節、天神さんにお参りした時の撮影です☆
題名:「上手く撮れました?w」

境内は、梅が咲き始めで、展示会もしてました^^
おかあさん、携帯を手に体を上下左右にゆらしながら、
結構な時間、撮影されてましたw
梅は綺麗に撮れましたか?^^
題名:「境内の梅」

題名:「展示品の梅」

気のせいが、写りも、それまでのミランダ付属レンズから変わっている感じがします。
どういいますか。。。
きっちりしっかりくっきり。。。そんな感じがします。
そうそう!
ファインダー内の表示は、更に驚きなんです!
それまでは、針を輪にいれる感じで速度や絞りを調整していたのですが、
この「DX-3」では、、、
ファインダー下に「-、OK、+」の赤ランプ表示がでてくるのですよぉ!
急激に「ハイテク」になった感じです。
「ハイテク」って死語かも。。。w
お参りの後、境内をまわってみました^^
近くには「繁盛亭」という寄席の小屋ができて、さらに活気づいてますね☆
丁度、境内で古道具の露店がありました!
んー。道具市には眼がないのですぅ><w
題名:「掘り出せるかしらぁw」

あやしげなものから、なかなかの逸品まで、幅広かったですね^^w
もちろんカメラもありましたよー☆
値札が付いていないリコーフレックスがあったので、
私:「おっちゃん!これいくらですか?」
って聞いたら、
おっちゃん:「兄ちゃんカメラ好きなんかぁ?これな。。。」
おっちゃん:「3万何千円やぁ(正確な値段忘れましたw)。」
私:「んー。ちょっと考えます^^;」
おっちゃん:擦り寄ってきて。。。
「もうちょっとぐらいやったら安するから、またおいでなぁ。」
私:「は。はい。。。w」
やめておきました^^;
おっちゃん、ごめんなさいw
違うところにも
「ライカM3:レンズ他メーカー(8万ぐらい?)」とか
「キャノンII?:キャノンレンズ(7万ぐらい?)」とか、
「ニコンの医療用セット?(値札なし)」とかありましたね。。。
露店では、あまりこのクラスは見かけないので、ちょっとビックリしました^^
焼物を、ちょっと買いそうになったのですが、ぐっと堪えて、撮影再開w
境内を何周も回ってましたね><w
天神さんは、学問の神様です^^
掛けられている絵馬の量は、凄いですw
題名:「願いが叶いますように☆」

絵馬を見ると、何が書いてあるか、ちょっと気になりますよねぇw
「○×大学合格!」とか。。。
ついつい見ちゃいますw
「DX-3」発売から約1年後、ミランダカメラは倒産してしまいました。
倒産後も、少しだけ販売は続いたようです。
ミランダカメラ。
戦後の創業から海外資本による買収を経て、無念の倒産まで、、、
同時期の有名メーカーに負けない、いいカメラが多いですよ☆
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No.49
MIRANDA CAMERA
MIRANDA DX-3
(1976-1980)
LENS:AUTO MIRANDA EC 1:1.8 f=50mm
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