WALZ CAMERA 「ENVOY 35」
02 29, 2020Posted inワルツ

「エンヴォイ 35」は1959年に日本のワルツカメラ社が
販売をはじめたレンジファインダーカメラです。
「ワルツカメラ社」についての資料は少なくて、
どういう遍歴を辿ったか不明な点が多いのですが、
二眼レフカメラ、レンジファインダー、アクセサリー等、
いろいろと販売していた様ですね。
機種が少ないので、恐らく早々に消えてしまったのでしょう。。。><
カメラ本体は、1950年代~1960年代にありがちな
形状をしているのですが、細かい所が洒落ています☆
特に軍艦部にレンズ配置を刻印しているデザインがなんとも粋な感じ><☆
「WALTZ」「ENVOY 35」のフォントも、今でも古さを感じさせない良いデザイン♪
デザインは、自分の好みではあるものの、
写り具合となると、あまり期待はしてませんでしたww
奈良に古い町並みが残されている所があると聞きつけて、
梅雨空の合間を縫って、持って行ってみることにしました♪
題名:「路地」

「チャッ!」
コパルシャッター特有の軽い音でシャッターが切れます。
露出ダイヤルとシャッター速度ダイヤルは連動式。
古い露出計によく付いている1~17の数値を、
鏡胴部の一番外側に付いている連動ダイヤルの1~17数値に
反映させてあげて適正な露出を設定します。
重さは、他のレンジファインダー機に比べるとやや重い感じ。。。
「うにゃ~」
突然、上の方で鳴き声が!!><
びっくりして見てみると、またまた猫ちゃんが><☆www
撮影に行くと、なんだかよく出会いますねぇwww
暑さのせいか元気がない猫だなぁw
寝起きなのか、カメラを向けると、片目だけ開けてくれるw
一枚撮らせてねん☆
題名:「あついよ~。。。」

カメラを目線から下ろすと眼をつぶった。
いたずら心が働いて、また構えてみたw
あ!また片目が開いたw
おもしろい><☆w
可愛そうだから、もうやめてあげよう。。。w
出来上がった写真を見てみて驚きました。
とてもイイ感じで写っているではないですかぁ><!
以外な発見w
またまたオーバー気味の病気が出てしまったのですがw、
決まった時の写りは想像を遥かに上回っていました♪
猫ちゃんの写真もそうですが、とても綺麗に撮れている☆
板張り木材の朽ちた感じの描写力もイイ感じ><☆
「お~。。。。。」
シグネット35以来の感動でした♪w
実は今回、手紙用の写真をこのカメラで撮ってみたのです。
出来上がりは期待していたなったのですが、その珍しさだけで使おうと思って。。。w
いい縁側があったので、一緒に持っていった「マミヤの528TL」を置いて2枚程撮影。
「お~。。。。。」
なかなかの上がりに関心し通しの私。。。
んー。
やはり先入観だけで良し悪しを決め付けてはダメですね><
撮影してみて、初めて、その個性を知る事が出来たのでした♪
題名:「縁側」

この辺りは、建築史でも必ず出てくる家屋が数多く残っていて、
昔の町並みをも大事にそのまま保存している所♪
初めて訪れたのですが「いかにも観光」という感じがせず、
ご近所さんが、路地でお話していたりします。
お土産屋さんも殆どなく、ごく日常の雰囲気が街中に流れている。。。
あまり大げさなアピールもしていないようで人もまばら。
車も少なく、とても静か~♪
縁側でひと休みしていると、恐らくプロの写真家の方でしょうか。。。
助手の方を連れて、三脚を持って、こちらに歩いてきました。
「こんにちは!」
いろいろな所で三脚を立てて、撮影されている。
やはり三脚の先に付いているカメラが気になりますよねw
おー。ニコンの黒Fっぽい!
デジタルカメラじゃないんだ~><☆
なんだか嬉しくなりましたwww
題名:「ちょっと入ったところ」

道には、タバコやゴミ一つ落ちていない。
街の風景が変わるような建物も一つとしてない。
電線すら、本数が少ない。
気軽に伺えば、ボランティアで案内もして頂ける。
街の人たちが、この街をとても愛している事が良くわかります♪
特に心が和んだ事。
家屋毎に個人個人で小さな花を、
小さな植木鉢に植えて、玄関先に置いています。
ありがちな大きいプランターではなく、ほんとに小さな植木鉢。
小さな花が、街によく溶け込んでいる♪
街の雰囲気が、ほんとうに心地よくって、
ずっとこのままであって欲しいと思う街歩きになりました☆
題名:「醤油屋さん」

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No.18
WALZ CAMERA
ENVOY 35
(1959)
LENS:S.KOMINAR 1:1.9 f=4.8cm
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